辛く長い戦いが終わった(終わってない)
お久しぶりです。理不尽な業務量と、今回のテーマの昇任試験で時間が作れず、ほったらかしに。この前、辛く長い戦いが終わったので報告です。
と言っても終わったのは一次で、これを突破すれば2次試験が待っている。それでも辛く長い戦いが一息ついたのは本当に嬉しい。
何に昇任するのか
僕は今入社8年目の平社員です。若手でもなくベテランでもない。若くもなく歳いってもない。今年異動したばかりで職場の中心人物って訳でもない。
そんな平社員が昇任試験を受けた。一次はペーパー、二次は面接と勤務評価で選考される。ペーパーは広く浅く出題されるから、未経験の業務からもたくさん出題される。これがなかなかにネックで、暗記がものを言う。
取った作戦
①ひたすら参考書を読む
何周も読む。興味がない本を何周もするのマジつれぇ笑。手を動かさない暗記系の勉強は子どもの頃から嫌いだった。手を動かす方が覚えられるのは分かっているけど、休みの日に机に向かうなんて出来っこないと諦め、スキマ時間に読み込む作戦で頑張った。ちょうど2月に遠くに引っ越して3月により遠い部署に異動して、通勤時間が延びまくったのも追い風だったかな。。。
②会社の動向を気にする
自分に関係ない社内通知も目を通すようにした。ホームページも確認した。当たり前だけど、1年間の積み重ねが生きてくる。
③頑張るのもほどほどに
実はこれが一番大事だと、今となっては思う。出題範囲はあってないようなものだから、頑張ろうと思えば際限がない。そもそも満点を取りに行く試験じゃないから、まず出るであろう関連法令と自分の経験した業務はとりこぼさないようにして、それ以外はスキマ時間にスマホで見る程度に留めた。あとはもう本番の自分に賭けようと。じゃないと気が持たない。
どのくらい勉強したのよ
- 1月:着手。とりあえず参考書を買う。が、さっそく寝かす。
- 2月~3月:毎日が定時退社で腑抜けモード。切り替えて勉学に勤しむほどできた大人ではなく、エンジンがかからない。
- 4~6月:異動。アホ忙しい。が、エンジンがかかる。怪我の功名?不幸中の幸い?往復3時間の通勤時間中に無理なく読書する。1/3の時間は当てられたかな。3*20*1/3=20hといったところか。
- 7月:疲れが蓄積し、職場の理不尽さと自分の能力の低さ、業務との不適正さにストレスがマックスになる。俺なんかが昇任してはいけないと病み勉強をやめる。
- 8月:タイムマネジメントの研修にて、「『作業興奮』ってのがあるから、余計なこと考えず、つべこべ言わずに着手しろよ。」というありがたいテクニックを知り実行する。捗る。ラストスパート。
本番どうだったのよ
去年より断然クリアに解ける。…分かる!分かるぞ!フハハハハ!となり確かな手応えを得る。
自信のない問題もあったけどその数は劇的に減ったし、何より全く何言っているかすら分からない問題がなくなったのが、成長を感じさせてくれた。
勝因(予定)
①机に向かわなかったこと
数学の問題をごりごり解くのは好きだけど、暗記系の勉強を自分なりに要点まとめて整理するのが本当に苦手。最初っからこれをしなかったのが大きいと思う。もしやっていたら、完璧主義が災いして素晴らしいまとめノートを作ろうと時間を溶かしまくっていたに違いない(高校受験時の英単語カード作成で実証済み)。
もちろん、「机に向かうな」と言いたいわけじゃなくて、自分に合った自分の勉強方法で突き進むのが大事なんだと思っている。
学生のうちの勉強において、その学問の知識を得ることは目的ではなく、自分の勉強方法を確立するための手段なんだと思う。今僕が持っている知識だって知りたくて得たものは少なくて、結果的にゲットしただけだと思う。本当に得たのは、暗記ならこう、計算ならこう、自分ならこういう風に勉強するっていう型を身につけたことだと思う。世にある勉強法は万能じゃないし、自分に合う方法は自分しか分からないから。偉人の名前や公式は頭から抜け落ちても、勉強方法は落ちないからね。単語カードを作ることが目的になっちゃう人は今すぐ考えを改めた方が良い。
②好きなことと絡めたこと
僕はガジェットが好きだ。大して目的もないのにパソコンとかiPadとか買っちゃうタチだ。だが、イカしたガジェットたちは僕のチンケな所有欲を満たすために作られたわけじゃない。使ってナンボだ。そこでパソコンやiPadをいじるために会社の動向をホームページで確認した。
それと、最近ずーっと多忙で疲れがやばかった。通勤時間は座れるから睡眠に当てたい。でも覚醒しちゃって意外と眠れない。でもでも本開くと秒で睡魔に襲われる。本の魔力たるや。そこで眠りにつくために参考書を開くことにした。基本寝るがたまに覚醒したまま勉強モードに入れる。
こんな感じでわざと手段と目的を履き違えてみた。
試験勉強を通して得たもの
嫌々やっていた試験勉強だけど、それなりに得たものもある。
①業界のベースとなる知識
根拠法とか基本法とか、直接は意識しないけど大事なことを学ぶことができた。今後も意識しないかもしれないけど、知らなくて困ったり恥をかくことが避けられれば儲けもんかしら。
②スキマ時間でもなんとかなるといういう成功(予定)体験
スマホをいじるだけの不毛な通勤時間が、自己研鑽の時間になると経験できた。タスクを細分化して少しずつやる。その少しずつの時間は、今まで机に向かうもダレていた時間を除いた、純粋な勉強時間だけを抽出できたイメージ。なんて効率的なんでしょう。
改善が必要なこと
息抜きを気兼ねなくできるメンタルが欲しい
休むときは休めばいいのに、メリハリが付けられない日が多かった。
↓
時間は確保できたものの結局丸一日勉強なんてできない
↓
大半の時間を溶かす
↓
無駄にした時間でゲームもやればよかった
2次試験に向けて
面接ではこんなことを聞かれるんじゃないかな
-
こんなときあなたならどうする?
-
今まで困難だったことと/そのときどうしたか
-
昇任後の目指す姿
僕は面接は得意な方だ。面接は答えがないから、逆にNGなことを抑えておくべきだと思っている。
面接NG集
①回答を丸暗記して台詞か演説か状態
用意してきた回答から質問に合致するものをサーチして、スピーチ開始。探してるときの間が不自然。聞く方としても情報過多。面接と言えど会話です。こんな奴とは働きたくないわ。
②高説を垂れる
ツボってスイッチ入っちゃう現象。もう誰にも止められず不合格ゲットだぜ。①にも言えるが、聞かれたことにだけ簡潔に答えましょう。足りないくらいがちょうどいい。
③職場批判
せっかく問題に気付いても立ち止まって後ろ向いちゃうタイプ。あれがダメこれがなっていないと職場の文句たらたら。問題発見まではいいけど、次は前向いて解決策を考えないとね。批判止まりじゃ野党かワイドショーのコメンテーターになるぜ(批判)。
④苦労自慢
同情されても評価はされない。同情するなら点をくれ。無理です。
面接の作戦
次の2本の柱を持ってみる。
- 自分の価値観(美学、ときめき)の基準を探る
- 面接官と会話する。
面接なんて100%の答えや必勝法がなくて、強いて言えばみんながみんな自分の中に正解が眠っているもんだと思っている。それを見つけて自信を持って臨むのが正攻法だと思う。
最後に
書きすぎた。誰に見てもらうためでもないからいいよね。。。